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千の風になって…

 去る2022年7月8日、アイリス動物病院の副院長ラッキーくんが遠い空へ旅立ちました。

 2年前の2020年3月に毎年1回受けていた健康診断の血液検査で腎臓病が見つかりました。

 それ以前にも、8歳頃から食物アレルギーの症状が悪化し、15歳頃からは癲癇(てんかん)の発作など、幾つかの持病を抱えながらも推定17歳10ケ月齢まで長生きすることが出来ました。

 実はラッキーくんは保護犬なので正確な誕生日が不明です。2005年に茨城県動物指導センターで前の飼い主から飼育放棄されて殺処分寸前だったラッキーくんを我が家に迎え入れました。

 その後、私が動物病院の研修医~勤務医だった頃は常に行動を共にして、朝から真夜中まで毎日14時間の長時間労働&週休0.5日の辛い時期を2人で乗り越え、2010年5月にアイリス動物病院の開業と共に副院長兼マスコット犬として就任し、毎日一緒に通勤していました。

 最初のうち、ラッキーくんは受付に居て、主に飼い主の皆様の癒しを担当し、新人スタッフが入る度に保定(診察の際に犬猫を押さえること)や血液検査、レントゲン撮影、尿&便検査の練習用に駆り出され、新人スタッフの練習台となって大活躍していました。

 フィラリア予防薬やサプリメント、療法食フードの新製品が販売されると、試食係(←元々くいしん坊なので何でも食べてしまい、ほとんど参考になりませんでしたが…^_^;)にも駆り出されるなど、この12年間、影となり日向となり大活躍してきました。

 そして何より、「定期健康診断をきちんと受けることが病気の早期発見・早期治療に繋がり、その結果寿命を延ばすことが出来る」という、当院が診療方針として掲げている予防医療の大切さをラッキーくんは身をもって教えてくれました。

 これまでたくさんお声がけいただき、可愛がっていただいて有り難うございました。

 今後は、アイリス動物病院の“名誉副院長”として、来院されるワンちゃん、ネコちゃん、そして飼い主様達を天国から暖かく見守り続けてくれると思います。

                                     院長

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